CSECT

By 神居 - Posted: 2009/06/27 Last updated: 2010/06/18 - Leave a Comment

CSECT:Control Section

CSECTとはコントロール・セクションのことで、簡単に言えばプログラム・モジュールのことです。規模が大きいプログラムは、機能などで複数のモジュールに分割して開発されたりします。それぞれのモジュールがCSECTになり、モジュールに付ける名前がCSECT名となります。CSECTはアセンブラ言語で使うものです。COBOLのPROGRAM-IDに相当します。通常プログラムは区分データセットのメンバーとして登録されますが、1つのメンバーが1つのCSECTしか持たなければ、メンバー名とCSECT名は、たいていの場合同じになります。
COBOL言語などでも、記述したプログラムコードはコンパイラーによってCSECTに変換されます。PROGRAM-IDで指定した名前がそのままCSECT名になりますが、8文字を超えるロングネームの場合は、コンパイラーが8文字のCSECT名を生成します。

CSECTは実行プログラムである、ロードモジュールにおいて、マシン命令とデータが格納された部分になります。CSECTの部分はロードモジュールを構成するレコードの1つである、TXT(テキスト)と呼ばれるレコードに格納されており、読み込まれてユーザー・リージョン上に展開され、プログラムとしての実行が開始されます。

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