ISPFとISPFコマンド

By 神居 - Posted: 2011/01/05 Last updated: 2011/01/06 - Leave a Comment

ISPF(Interactive System Productivity Facility)とISPFコマンド

ISPFはエディターやデータセット・リストなど、z/OSにおけるJCLやプログラムの開発ツールとして知られています。しかしそれらはISPFの機能の一部にすぎません。ISPFはコマンドベースのTSOにおいて、画面パネルを利用した対話型プログラムの実行プラットフォームとして動作します。エディターもDSLISTもISPFを利用して作られた1つのISPFアプリケーションプログラムです。
ISPFの概要はこちら(z/OSのしくみ:基礎編:TSOとISPF)にも解説があります。

ISPFは画面パネルに表示されたガイダンスに従って、画面内に用意されているフィールドに必要なパラメーターをセットして実行すれば、細かなコマンドなどを覚えなくても大抵の操作ができるようになっています。WindowsのGUIほどではないにせよ、現在のISPFにはポップアップ・ウィンドウやプルダウン・メニューを実装する機能もあります。予めマニュアルなどを読まなくても直感で使えるアプリケーションを作れるように出来ています。
そのためプログラム開発ツールでもあるISPF/PDFも、マニュアルを読んだりコマンドを覚えなくてもパネルを見れば直感ですぐ使えるようになります。しかしISPFにもさまざまなコマンドがあって、それらを覚えることでより便利に、より多機能に、よりスマートにISPFを利用することができるようになります。ここではそれらのコマンドのうちのいくつかを紹介します。


ISPFシステム・コマンド

ISPFコマンドは、パネル内のOptionあるいはCommandフィールドに入力できます。ISPFダイアログであれば基本的にどのパネルでも入力できます。コマンド入力によってパネルが切り替わっても、そのパネルの終了後は元のパネルに戻ります。


他にも多くのコマンドがあります。ISPFコマンドの詳細は「ISPFユーザーズ・ガイド第1巻」に解説されています。ISRDDNユーティリティーの詳細は同マニュアルの付録G. ISRDDN 診断ユーティリティーに解説されています。

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