アセンブラープログラムの作成(アセンブルJCL)

By 神居 - Posted: 2008/11/02 Last updated: 2009/11/09 - 4 Comments

アセンブラーはメインフレーム・コンピューターでは現在でも広く利用されています。業務アプリケーション・プログラムを作成することはなくなってきたものの、OSのEXIT(出口)ルーチンやミドルウェア製品のパラメーター生成など使う機会はまだまだあります。
アセンブルオプションなどについては使用するアセンブラーのマニュアルを参照して下さい。


MVS高水準アセンブラーJCLサンプル

REGIONパラメーターは必要に応じて指定して下さい。アセンブルされたオブジェクトモジュールはバインダーでロードモジュールにするか、ローダーで直接実行します。
アセンブラーは標準のカタログプロシージャーを提供しています(SYS1.PROCLIB)からそちらも参考にしてください。
          ASMAC,ASMACG,ASMACL,ASMACLG


MSPアセンブラーJCLサンプル

リンケージエディターはプログラム名をJQALにすればMVSと同じJCLを使えます。ローダーも同じJCLです。
アセンブラーは標準のカタログプロシージャーを提供しています(SYS1.PROCLIB)からそちらも参考にしてください。
          ASMFC,ASMFCG,ASMFCL,ASMFCLG


VOS3アセンブラーJCLサンプル

リンケージエディターはプログラム名をJSAXLNKにすればMVSと同じJCLを使えます。
アセンブラーは標準のカタログプロシージャーを提供しています(SYS1.PROCLIB)からそちらも参考にしてください。
          ASMC,ASMCG,ASMCL,ASMCLGまたはXASMC,XASMCG,XASMCL,XASMCLG
XASMCが登録されていれば拡張アセンブラー(JOAXASM)が使えます。こちらを使う方がいいでしょう。JLAASSYは24ビット・モードのプログラム用アセンブラーで、31ビット・モード用命令の一部がアセンブルできない、などがあります。

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4 Responses to “アセンブラープログラムの作成(アセンブルJCL)”

Comment from sunming
Time 2011年5月31日 at 17:33

//************************************************//* Sample JCL for IBM HIGH-LEVEL ASSEMBLER
//* =======================================
//************************************************
.
.
.
//SYSIN DD DISP=SHR,DSN=MY.PROGRAM(ASMTEST1)
//

//LKED EXEC PGM=IEWL,PARM=(‘LIST,LET,MAP,XREF’)
.
.
.
//SYSLIB DD DISP=SHR,DSN=MY.LINKLIB
//SYSLMOD DD DISP=SHR,DSN=MY.LINKLIB(COBTEST1)
//SYSLIN DD DISP=(OLD,DELETE),DSN=*.ASM.SYSLIN
// DD *
リンケージエディタ制御文
//
.
.
.
MY.PROGRAM(ASMTEST1)とMY.LINKLIB(COBTEST1)
何の関係がありますか、貴サイト詳しくご説明いかがでしょうか。

Comment from kamii
Time 2011年5月31日 at 22:02

関係はないです。別ページの記事の流用で直し忘れたものです。名前をASMTEST1に置き換えて見て下さい。

Comment from shok
Time 2013年7月11日 at 06:48

VOS3エンジニアです
一点指摘させて下さい
此方のサンプルJCLにはSYS1.MODMACがSYSLIBに書かれていますが、MODMACはシステムで使う入出力機器をゼネレーションするためのライブラリが格納されているデータセットのため、通常のアセンブルにはDDに積みません

MODMAC自体、VOS3の場合システムに関わるエンジニアしか知らないです

Comment from kamii
Time 2017年1月8日 at 19:38

VOS3のSYS1.MODMACには、SYSGEN以外でも使用される実行系マクロ(MGCR,SDUMP,DEBCHK etc)やOSの制御表マッピングマクロ(PSA,CVT,TCB,RB etc)も入っています。
アセンブル時にMODMACが必要かどうかはプログラムによりますが、システム系のソフトではアセンブルエラーになるのが面倒なので指定してます。サンプルはそれを流用したものなのでMODMACがSYSLIBに連結されてます。不要ならJCLから定義を外せばよろしいかと思います。