レジスター番号の表記
----+----1----+----2----+----3----+----4----+----5----+----6----+----7-- R0 EQU 0 R1 EQU 1 R2 EQU 2 : R10 EQU 10 R11 EQU 11 R12 EQU 12 R13 EQU 13 R14 EQU 14 R15 EQU 15 RA EQU A RA = R10 RB EQU B RB = R11 RC EQU C RC = R12 RD EQU D RD = R13 RE EQU E RE = R14 RF EQU F RF = R15 GR0 EQU 0 GENERAL PURPOSE REGISTER AR0 EQU 0 ACCESS REGISTER FPR0 EQU 0 FLOATING POINT REGISTER RBASE EQU 12 1ST BASE REGISTER RSAVEA EQU 13 SAVEAREA REGISTER
多くのプログラマーはCPU命令のオペランドで指定するレジスター番号を、単に10進数ではなく Rn のようなシンボル名で指定します。これは即値としての数字と、レジスター番号を区別しやすくする工夫の1つです。たいていは頭にRを付けてR0,R1,R2,…,R9,R10,R11,…と書くことが多いです。10以降は16進数で、RA,RB,RC,RD,RE,RFと書くプログラマーもいます。私も後者です。理由は簡単で、0から15まで桁数が変わらないので、レジスター番号を変える場合(例えば LA R1,WORKAREA を、LA R15,WORKAREA に変える)コーディング時に挿入や削除をしなくて済むからです。
汎用レジスターだけを使うプログラムでは Rn あるいは Rx 表記でいいのですが、浮動小数点命令やアクセスレジスターを使うプログラムではレジスター種別をわかりやすくするため、汎用レジスターならGRnあるいはGPRn、浮動小数点レジスターはFPRn、アクセスレジスターはARnとしたりします。制御レジスターならCTLRnです。
またレジスターの使用目的でシンボル名を付けることもあります。GR13はレジスター保管域アドレスをポイントするのでRSAVEA、GR12をベースアドレスにするならRBASEのようにです。
レジスター番号は数字での直接指定、シンボル名での指定、どちらも自由です。単なる番号ではなく用途に合わせたシンボル名でもかまいません。ただし開発プロジェクトなどでレジスター表記の規約が定められているような場合はそれに従います。