HerculesのGUIインターフェース
By 渡辺 - Posted: 2009/09/17 Last updated: 2009/10/10
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HerculesというIBMメインフレーム・コンピュータをエミュレートするソフトウェアを使って、
メインフレーム用OSであるIBMのMVSを動かすことができます。
このサイトをご覧の方は、Windowsでメインフレーム(MVS)を動かすの記事から試してみたり、
メインフレーム実践ハンドブックの添付CD-ROMを利用して試してみたりされているかと思います。
Hercules自体は、コマンドプロンプトで動くような仕様になっています。
そのため、直感的に扱いづらいイメージがありませんか?
実は、HerculesにGUIインターフェースがあるのをご存じでしょうか。
ここでは、メインフレーム実践ハンドブックの添付CD-ROMを利用して、Herculesの
GUIインターフェースを使うための手順をご紹介します。
まずは、添付CD-ROMの”MVSR38″フォルダを、ハードディスクへコピーします。
HerculesのGUIインターフェースで起動するために、一つ細工をします。
“MVSR38″フォルダの中にある”Config”フォルダの中に”MVS38.cnf”というファイルが
あります。これを、”MVSR38″フォルダの直下にコピーしてください。
“MVSR38″フォルダの中にある”Hercules”フォルダの中に”HercGui.exe”という
ファイルがあるので、ダブルクリックしてください。
下記のような画面が起動します。
*起動しない場合は、Microsoft Visual C++ 2005 再頒布可能パッケージSP1 (x86)が必要ですので
ダウンロードしてインストールしてください。必要に応じて、
Microsoft Visual C++ 2005 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ ATL のセキュリティ更新プログラム
もダウンロード・インストールしてください。

右上にある”Power ON”ボタンをクリックします。
下記の画面が表示されます。すべてがブランクになっているはずですので、画面の例の通り、
入力してください。
画面の例では、FドライブにCD-ROMの中身をコピーしたため、F:?になっていますが、
こちらは環境にあわせ、ドライブレターの修正をお願いいたします。

OKボタンをクリックすると、以下の画面に遷移します。
先ほどコピーした”MVS38.cnf”を選択して”開く”ボタンをクリックします。

下記の画面が表示されますので、そのままOKボタンをクリックしてください。

すると、下記のようにHerculesが起動します。
IPLをする場合は、”IPL 140″を下記のようにCommand行に入力しエンターキーを押します。

すると、MVSが無事起動します。

あとは、いつも通りIPLしてください。
MVSをクローズした後は、右上にある”Power OFF”ボタンをクリックします。
画面のようにHerculesが停止します。

今回は、メインフレーム実践ハンドブックの添付CD-ROMに入っているHerculesの
GUIインターフェースをそのまま利用しましたが、実は最新バージョンではありません。
最新バージョンを導入したい方は、Fish’s Hercules Pageのページからダウンロードしてください。
“HercGUI — The Windows GUI interface to Hercules”と書いてあるところに
ダウンロードリンクがあります。
また、このGUIの説明は、英語のページしかないのですが、
Hercules Windows GUI Interface “Operating Instructions”から参照できます。
メインフレーム用OSであるIBMのMVSを動かすことができます。
このサイトをご覧の方は、Windowsでメインフレーム(MVS)を動かすの記事から試してみたり、
メインフレーム実践ハンドブックの添付CD-ROMを利用して試してみたりされているかと思います。
Hercules自体は、コマンドプロンプトで動くような仕様になっています。
そのため、直感的に扱いづらいイメージがありませんか?
実は、HerculesにGUIインターフェースがあるのをご存じでしょうか。
ここでは、メインフレーム実践ハンドブックの添付CD-ROMを利用して、Herculesの
GUIインターフェースを使うための手順をご紹介します。
まずは、添付CD-ROMの”MVSR38″フォルダを、ハードディスクへコピーします。
HerculesのGUIインターフェースで起動するために、一つ細工をします。
“MVSR38″フォルダの中にある”Config”フォルダの中に”MVS38.cnf”というファイルが
あります。これを、”MVSR38″フォルダの直下にコピーしてください。
“MVSR38″フォルダの中にある”Hercules”フォルダの中に”HercGui.exe”という
ファイルがあるので、ダブルクリックしてください。
下記のような画面が起動します。
*起動しない場合は、Microsoft Visual C++ 2005 再頒布可能パッケージSP1 (x86)が必要ですので
ダウンロードしてインストールしてください。必要に応じて、
Microsoft Visual C++ 2005 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ ATL のセキュリティ更新プログラム
もダウンロード・インストールしてください。

右上にある”Power ON”ボタンをクリックします。
下記の画面が表示されます。すべてがブランクになっているはずですので、画面の例の通り、
入力してください。
画面の例では、FドライブにCD-ROMの中身をコピーしたため、F:?になっていますが、
こちらは環境にあわせ、ドライブレターの修正をお願いいたします。

OKボタンをクリックすると、以下の画面に遷移します。
先ほどコピーした”MVS38.cnf”を選択して”開く”ボタンをクリックします。

下記の画面が表示されますので、そのままOKボタンをクリックしてください。

すると、下記のようにHerculesが起動します。
IPLをする場合は、”IPL 140″を下記のようにCommand行に入力しエンターキーを押します。

すると、MVSが無事起動します。

あとは、いつも通りIPLしてください。
MVSをクローズした後は、右上にある”Power OFF”ボタンをクリックします。
画面のようにHerculesが停止します。

今回は、メインフレーム実践ハンドブックの添付CD-ROMに入っているHerculesの
GUIインターフェースをそのまま利用しましたが、実は最新バージョンではありません。
最新バージョンを導入したい方は、Fish’s Hercules Pageのページからダウンロードしてください。
“HercGUI — The Windows GUI interface to Hercules”と書いてあるところに
ダウンロードリンクがあります。
また、このGUIの説明は、英語のページしかないのですが、
Hercules Windows GUI Interface “Operating Instructions”から参照できます。
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