一時的データセットがSYS1データセットになる?
どのメーカーかはわかりませんが、最近、来年2010年になると、一時的データセットの先頭修飾子が「SYS10nnn」(nnnはジュリアンDATE)になり、SYS1で始まるOSデータセットとかぶるので、との注意喚起のアナウンスがなされているらしい(一時的データセットの第1修飾子はSYSに続き作成日のyydddが付くことに起因しているから)。
確かにそうではあるのだけど、何か問題起きるんでしょうかね?ジョブを実行したらSYS1で始まる名前のデータセットを作ろうとしてRACF(TRUST)にはじかれるってか?
SYS10nnn.とSYS1.は明らかに違うし、RACF(TRUST)ってそんなバカじゃないでしょ。単純に先頭4文字がSYS1ならってソフトは、あるにはありそうだが、まともなプログラム・デザイナーならSYS1.ときちんと修飾子で処理すると思うんですけどね。
安定運用、品質保持のために、念には念を入れるってことなのでしょうが、何かうら悲しい気がしました。
メーカー製品だろうが、ISV製品だろうが、受託で作ったアプリケーションだろうが、少なくとも金取ってるプログラムにそんなバカなものがあるとは思いたくない...
5 Responses to “一時的データセットがSYS1データセットになる?”
Comment from manboh
Time 2009年11月27日 at 19:59
回避対象から「SYS1*」を除外しているときに、一時ファイルが回避対象にならなくなって x37 が起きてしまうという・・・
SYS1.* とするか、HLQ=SYS1 とするようガイドが出ていますんで、設定上の問題ですが。
Comment from 野良猫
Time 2009年12月15日 at 00:27
Comment from shok
Time 2013年7月11日 at 08:32
OS名は伏せますが、データセット名称をフィルタリングするなどの対応をしているサイト(顧客)があるために、注意をして欲しいという意味だったと記憶しており、OS的に対策を講じたという記憶はありません。
Comment from okada
Time 2013年7月28日 at 02:04
ですから、日立では社外的にセキュリティ製品は「総合利用者管理機能」としており、TRUSTという文字は使っていません
Comment from S360-195
Time 2009年11月26日 at 02:09
下記のURLのページの最後のQ49が該当の情報源ではないかと思いますが。
IBMのRACFではこのような注意は必要ないと聞いています。
http://www.casupport.jp/resources/mf/tss_faq.htm