IDCAMS

By 神居 - Posted: 2011/02/02 Last updated: 2011/02/02 - Leave a Comment

IDCAMS(Access Method Services)

AMSは、データセット操作や管理のための統合ユーティリティーで、IDCAMSそのプログラム名です。比較的単機能(例えばコピーだけ、プリントだけ)で構成されているデータセット・ユーティリティーと異なり、多くの機能が実装されているオールマイティなユーティリティーです。
AMSコマンドと呼ばれる簡単なスクリプトで実行したい機能を指定します。IF-THEN-ELSEでコマンドの流れを変えたり、DO-ENDでコマンドをグループ化させたりできます。元々はカタログ管理のユーティリティーという側面が強かったのですが、現在では個々のデータセットやメンバーの操作や管理も含めて、幅広く使われています。データセットはカタログされることが前提となった今では、アドミニストレーター、オペレーター、プログラマーなど職種に関係なく習得すべき必須のユーティリティーです。


IDCAMSユーティリティーのJCL

AMSユーティリティーのJCLはとてもシンプルです。必須なDD文はSYSPRINTとSYSINの2つです。多くのコマンドでは処理するデータセットをダイナミックに割り振るため、追加のDD文を必要としません。
また、バッチジョブだけでなくTSOや、アプリケーション・プログラムからの呼び出しなどの方法で実行することもできます。



IDCAMSユーティリティーの機能

AMSはデータセットがカタログされていることが前提になりますが、VSAMだけでなくPSやPDSなどの非VSAMデータセットに対してもさまざまな操作をおこなうことができます。機能や使い方の詳細はマニュアル「z/OS DFSMS カタログのためのアクセス方式サービス・プログラム」に載っています。

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