消してしまったデータセットを復活させる

By 神居 - Posted: 2011/02/16 Last updated: 2011/02/16 - One Comment

資料を整理していたら懐かしの資料が出てきた。今ではVSAMに加えストライピングなどの拡張データセットなどが増え、従来からのPSやPDSだけではないので簡単に救えるわけではないけど、せっかくなので備忘録代わりに残そうと思う。自身がなければDFSMSdssなどでボリュームを物理ダンプでバックアップしてからトライすること。
なお、消してしまったデータセットがワークボリュームなど、いろんなジョブから頻繁に一時的データセットなどが作られるボリュームにあった場合、消してしまったデータセットのトラックデータを後から作られたデータセットで上書きされている可能性が高いので復活は望み薄。また、バックアップがあるならそこから戻すに超したことはない。バックアップが古すぎて役に立たないとか、バックアップ後の更新を再反映させる手間が多すぎるとか、やるならいろいろ考えてからにする。



いずれにしてもDASDボリュームのVTOC構造についての十分な知識が必要、マニュアルなどで十分に調べて自信がなければやめましょう。いざとなったらこんな方法もある、ということです。

Posted in 知っておくと便利なテクニックなど • • Top Of Page

One Response to “消してしまったデータセットを復活させる”

Comment from 野良猫
Time 2011年2月17日 at 00:21

 確かに論理的には可能ですが、現実問題として、消してしまったデータセットのDSCB情報を事前に知っているかが問題だと思います。
 自分のこの方法ではないのですが、消したデータセットを完全復元はできませんでしたが、何とか読むことはできました。その際に使用したのが、スペースをABS指定でアロケーションし、読み込む際には、消したデータセットのDCBを付加して読み込んだのですが、やはり読める場合と読めない場合がありました。