順次データセットのコピー(IEBGENER)

By 神居 - Posted: 2008/10/15 Last updated: 2009/12/01 - Leave a Comment

順次データセットをそのままコピーする

プログラム名としてIEBGENERの代わりにICEGENERを指定してもよい。ICEGENERはDFSORTによって提供されるユーティリティ。従来のGENERに比べてI/O効率が良くコピー処理のパフォーマンスが高い。ただしICEGENERは単純にコピーするとDASD特性に合わせてコピー先データセットのブロックサイズが最適値に変更されてしまう。元のブロックサイズを保持したければIEBGENERの方がよい。


コピー元データセットのレコード内容を編集してコピーする例

入力レコードの1桁目からの30バイト、40桁目からの40バイトを合わせて30+40=70バイトとして出力先データセットにコピーします。


区分データセットの1メンバーをコピーする、あるいは印刷する

区分データセット内の1つのメンバーは順次データセットとして処理することもできる。このようにデータセット名に()でメンバー名も指定すればそのメンバーを1つの順次データセットとしてコピーすることができる。ただしメンバーディレクトリーの内容まではコピーされないので、ロードモジュールやISPFで編集したメンバーなどメンバーディレクトリーにも制御データが登録されるものには向かない。通常はIEBCOPYを使う方がよい。GENERを使うのは特定のメンバー内容を印刷したいような時が多い。もちろん順次データセットの内容をそのまま印刷する目的にも使える。

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