FTPによる日本語データの転送(z/OS)

By 神居 - Posted: 2015/01/04 Last updated: 2015/01/04 - Leave a Comment

FTPによる日本語データの転送(z/OS)

漢字など日本語文字を含むメインフレームのデータをPC側に転送する際の文字コード変換方法。

転送にはFTPを使用する。3270エミュレーターのファイル転送でもよいが、z/OSのFTPには文字コード変換に加えて、メインフレーム特有のSO/SIコードによる桁ずれを考慮したオプション追加されているため使いやすい。
紹介したサンプルは、メインフレーム側がFTPクライアント、PC側がFTPサーバーである。運用上FTPサーバーが使えないz/OSシステムが多いが、FTPクライアントであれば、サーバーと違ってシステムに常駐させる必要がなくJCLから簡単に実行できる。代わりにPC側でFTPサーバーを動かす必要があるが、フリーのソフトも多く入手には困らないであろう。文字コード変換やメインフレーム特有の処理は、z/OS側のFTPクライアントで行うため、PC側のFTPサーバーはWindowsやLinuxで利用されている一般のソフトウェアで対応できる。

FTPクライアントの詳細は、マニュアル「z/OS Communications Server IP ユーザーズ・ガイドとコマンド(SC88-8931)」およびRedbook「IBM z/OS V1R13 Communications Server TCP/IP Implementation: Volume 2 Standard Applications(SG24-7997)」に載っている。

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