区分データセットのメンバー名変更と削除(IEHPROGM)

By 神居 - Posted: 2008/10/23 Last updated: 2009/11/28 - Leave a Comment

区分データセットのメンバー名の変更と削除を行う。

プログラム名はMSPではJSGPROGM、VOS3ではJSFCTLGとなるがいずれもIEHPROGMの別名が付いているからMVSと同じ名前で利用できる。

区分データセットのメンバーのリネームと削除の例です。ユーティリティ制御文が1行に書ききれない場合は、72桁目に何かの文字を置き、次の行の16桁目から続きを記述します。(RENAME制御文参照)
MVSでは1つのSCRATCH文では1つのメンバーのみ削除できます。MSPでは複数のメンバーを削除する場合は()でくくって記述できます。1つのSCRATCH文で最大30メンバーを削除できます。VOS3では複数のメンバーを削除する場合はMEMBER=メンバー名を繰り返し指定することで最大20メンバー分を削除できます。

IEHPROGMはメンバーだけでなくデータセットのリネームや削除もできます。ただしカタログされているデータセットはIEHPROGMでリネームまたは削除してもカタログ・エントリーは変更されません。カタログされているデータセットに関しては、このユーティリティよりはDD文のDISPパラメーターによる削除、あるいはIDCAMSユーティリティを利用した方がいいでしょう。

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